「この冬にトライしたいのは、グレーのワントーンスタイル。グレーが奏でる優しいハーモニーが好きなんです」と由田さん。ラメ入りのニットやツイードスカート、スパングルやチュールなど異素材をふんだんにミックスすることで、着こなしに心地よいリズム感が生まれる。ローブのようにボディを包むフルレングスのコートは、暖かさはもちろん、柔らかく軽やかな素材感も魅力。「素材が上質だからこそ、異素材のアイテムともすんなり馴染む。どんなコーディネイトもエレガントにまとめてくれます。寒い日のお出かけが楽しくなるような一着です」

「目指す女性像は常に自然体のパリジェンヌ」と、大胆なフラワープリントのブラウスとパンツをチョイスした由田さん。こだわったのは引き算の美学。胸もとはあえて飾らず、ボウタイをラフに結びノンシャランなムードを演出した。「華やかなプリントもモノトーンならシックに。トップスとパンツは別々にも楽しめますが、ホリデーシーズンらしくセットアップ風のコーディネイトで華やかに。SA VILLE / SA VIEの服は、ポーズする時や袖を弛ませる時に、思うように調整できるのも大きな魅力。袖をまくった時にも落ちてこないよう丁寧にデザインされていると感じました」さらりと羽織ったウールのPコートは、肩周りを優しく包み込むボクシーなシルエット。リラックスしたサイズ感も今季のポイントだ。ブルーで切り替えされた襟の裏が、さりげなく大人の遊び心を演出する。

「普段はシューズやタイツで色をプラスするのが好きなのですが、このドレスはシルエットがとても綺麗なのでそれを活かすミニマルなスタイリングを心がけました」と、ライトグレーのドレス＆コートで透明感のあるパーティスタイルを披露した由田さん。ダブルフェイスのチェスターコートで強調された縦長ラインがより洗練されたムードに。「今までオーバーサイズの服ばかり着ていたのですが、最近自分の体型に合うサイズの服を選ぶようになったことで、体重は変わってないのに「痩せた？」と聞かれることが多くなりました。SA VILLE / SA VIEの服はフィット感が抜群なので、身体のラインを美しく引き立ててくれるところが好きです」