自身のトレードカラーとも言えるブラックをテーマに３つのコーディネイトを披露してくれた仙波さん。「まず目を引いたのはこのテーラードジャケットです」 着心地のよい柔らかなウールジョーゼット素材とボディを上品に包み込むゆったりとしたシルエットが魅力だ。「今回は同素材のストレートパンツと合わせて王道のスーツスタイルに。スーツって普段にも使えるしドレスアップにも素敵なアイテムだから、自分に似合う一着があるとスタイルの幅が広がります」あえて中には何も着ずに大人の肌見せを。「極力シンプルにコーディネイトすることで、格好良さの中に気品ある女らしさを吹き込みます」

「普段からキャミソールが大好きでよく着ています。結構スタイルの幅が広いアイテムでもあるんです。これ一枚をドレス感覚で着こなすのはもちろん、ジャケットの下に着ればディナーやパーティにも。薄手のニットとレイヤードしてもいい」２重のストラップが絶妙なニュアンスを演出する SA VILLE / SA VIE のキャミソールは、背中部分がクロスになっており、主役としても重ね着アイテムとしてもオールシーズンで活躍。秋冬には主張のあるアクセをプラスしてコーディネイトに存在感を。「ロンググローブやベレー帽、丸型サングラスをチョイス。レザーとシルクが織りなす素材のコントラストも好き」

「冬はタイツも履けるのでボトムをコートに隠して、ドレスのようにコーディネイトしてみました。これは普段の自分の着こなしというよりも、スタイリストとして撮影のときにすることがあるテクニック。膝上丈って、どうしても合わせるパンツやスカートによってシルエットや印象が変わってきますよね。それがちょっと気になる時は、潔くミニ丈のボトムを合わせてコートの中に隠してしまう。おしゃれって意外とそういう見せ方もあるよと伝えたくて。あとは靴とのバランスになるので自分がしっくりくるものを選んで」仙波さんの場合は15cm以上のプラットフォーム・ハイヒール！