おしゃれのヒントが満載。

スタイルメーカーの
着こなしレッスン

毎シーズン多くの服に触れ審美眼を磨き続けるファッション業界で活躍するクリエイターたち。公私ともに自分らしいスタイルを確立した彼女たちは、SA VILLE / SA VIEの服をどのように楽しむか。そのこだわりのコーディネイト術をお手本に、あなたも自分だけのスタイルを見つけて。今回はスタイリストの田中雅美が、マニッシュに香る極上のカジュアルシックを披露。

Vol.06

Masami Tanaka

PROFILE

田中雅美 Masami Tanaka

モード誌を中心に広告やカタログ、俳優やタレントのスタイリングまで多岐に渡って活躍するスタイリスト。ベーシックなアイテムをスタイリッシュに仕上げるコーディネイト技に定評があり、ハンサムなムードの中にしなやかさも感じさせる、凛とした女性像を得意とする。

Vol.06

MASAMI TANAKA

MASAMI TANAKA'S STYLE

ジャケットスタイルで魅せる、

大人のエフォートレス

“上質なムードをあえて崩す贅沢さ!
ハズしのポイントを作り自分らしく”

最新マニッシュスタイルは、
リラクシングなムードで着るのが正解

普段から断然パンツ派だという田中さんがまず選んだのは、なめらかで光沢のあるシルクサテンのパンツとキャミソール。その上にはゆったりとしたサイズ感で仕立てたジャケットを合わせた。「このジャケットは肩がやや落ちたデザインで、張りのあるウールジョーゼットの素材感も最高。気負わずに着ることができます」。着こなしから漂う“自然体”なムードは、田中さんが大切にしているおしゃれのポリシーだ。「主張が強い服は少し気恥ずかしくなってしまうタイプなんです。おしゃれもどれだけ自然体でいられるかが個性につながっていくのでは。だから、サテンの上質さをハズして着た方が私らしいと思い、足もとをカジュアルに崩しました」。スポーティなサンダルでカジュアルな気分を程よくブレンドすることで、リュクスなスタイルにも田中さんらしいエフォートレスなムードが吹き込まれる。

MASAMI TANAKA'S STYLE

Styling Tip

スポーティなサンダルで
リラックスした抜け感を


ゆるく着こなしたセットアップコーデの仕上げは、VANSのスライダー、いわゆるシャワーサンダルを。「コンフォートサンダルやスニーカーよりも、このくらいカジュアルなデザインの方がちょうどいい抜け感を演出できそう。カチッとしてたらどこか崩す、というのは自分のスタイルでもよく実践します」

スポーティなサンダルで
リラックスした抜け感を


ゆるく着こなしたセットアップコーデの仕上げは、VANSのスライダー、いわゆるシャワーサンダルを。「コンフォートサンダルやスニーカーよりも、このくらいカジュアルなデザインの方がちょうどいい抜け感を演出できそう。カチッとしてたらどこか崩す、というのは自分のスタイルでもよく実践します」

MASAMI TANAKA'S STYLE

Styling Items

MASAMI TANAKA'S STYLE

シャープでいて女らしい!

新感覚のスーツスタイル

“シルエットが美しいパンツは、
履くだけで自信を与えてくれます”

仕立ての良さを引き立てる、引き算の美学

「カッティングがきれいなジャケットとパンツがあれば、それだけで気持ちが高揚します」と語る田中さんがセレクトしたのは、ダークネイビーが上品なリネン素材のセットアップ。「このパンツは、シルエットが秀逸!ボディと生地との間に程よいゆとりがあるし、しっかりストレッチが効いた素材は履き心地が抜群。センタープレスが施されているので、足のコンプレックスもカバーしてくれます。自信を持たせてくれる1本ですね」。シャープな印象を際立たせるため、スタイリングはシンプルに。構築的な立ち衿のジャケットは、前を開けた時にもすっきりと見えるこだわりのフォルムとサイズ感で、クールなムードをキープする。「上質なエッセンシャルアイテムが豊富に揃うSA VILLE / SA VIE。スタンダードな中にも柔軟に時代の空気感を取り入れているので、あらゆる女性のワードローブに馴染みます」

MASAMI TANAKA'S STYLE

Styling Tip

ミニマルなスタイリングには、足もとでポイント作り

「自分自身のスタイリングでは、足し算よりも引き算派」と田中さん。アクセサリー使いもシンプルが基本だが、今回は左右で異なるモチーフがあしらわれたブーツで遊び心をプラスした。「削ぎ落とされたミニマルなスタイリングにも、なにかポイントが欲しい。シャープなシルエットを際立たせながら、足もとで遊びました」

ミニマルなスタイリングには、足もとでポイント作り

「自分自身のスタイリングでは、足し算よりも引き算派」と田中さん。アクセサリー使いもシンプルが基本だが、今回は左右で異なるモチーフがあしらわれたブーツで遊び心をプラスした。「削ぎ落とされたミニマルなスタイリングにも、なにかポイントが欲しい。シャープなシルエットを際立たせながら、足もとで遊びました」

MASAMI TANAKA'S STYLE

Styling Items

MASAMI TANAKA'S STYLE

初夏のデニムスタイルは、

ボーイッシュが合言葉!

“定番アイテム同士のコーデこそ、
全身でバランスを意識するのが大切”

カットソーをレイヤードして、
カジュアルとモードを両立

トップを重ねたモノトーンスタイルで、カジュアルな中にもスタイリッシュなムードが漂うコーディネイト。ショート丈の黒のカットソーは襟周りを広めにとったデザインが特徴で、一枚で着ればフェミニンな印象に、田中さんのようにレイヤードすれば、よりボーイッシュでクリーンに着こなせる。バックスタイルにあしらわれたV字のスリットが大人の遊び心を感じさせるデザインアクセントだ。裾をカットオフしたホワイトデニムは、SA VILLE / SA VIEがSERGE(サージ)に別注した一本。「実は初めてホワイトデニムに挑戦したんです。このデニムは絶妙なフィット感で体型をさり気なくカバーしてくれて、履いていても安心感がある」。今回、一貫してハンサムなパンツスタイルを披露してくれた田中さん。「昔からマニッシュやボーイッシュなテイストが好きなのですが、どこかに女性らしいツイストを入れることを心がけています。 アイテムに頼るだけじゃなく所作でもそれが表現できたら素敵ですよね。一つ一つの丁寧な仕草や行動が自分のスタイルとして認知されるので、日々気をつけるようにしています」

MASAMI TANAKA'S STYLE

Styling Tip

夏スタイルをモードに昇華するブーツの重厚感。

「カットソーとデニムのモノトーンコーデは、とことんカジュアルに見せる方が潔いと思い、足もとはボリュームあるごつめのブーツを合わせました」服もアクセサリーも極力シンプルなデザインが好みという田中さん。おしゃれに自分らしい抜け感をプラスするシューズ選びは、すべてのコーディネイトを通して重要だとか。

夏スタイルをモードに昇華するブーツの重厚感。

「カットソーとデニムのモノトーンコーデは、とことんカジュアルに見せる方が潔いと思い、足もとはボリュームあるごつめのブーツを合わせました」服もアクセサリーも極力シンプルなデザインが好みという田中さん。おしゃれに自分らしい抜け感をプラスするシューズ選びは、すべてのコーディネイトを通して重要だとか。

MASAMI TANAKA'S STYLE

Styling Items

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シーンを問わず活躍するカルティエの名作ウォッチ

田中さんのマイ・スタイルに欠かせないのが、タイムレスな魅力を放つカルティエの「タンク ルイ カルティエ」。「ムッシュ・サンローランをはじめとする数々の著名人たちに愛されてきたというエピソードに惹かれ、24歳の時に思い切って購入しました。身につけるとスイッチが入る感じがして、今ではつけていないと不安になってしまうんです。スーツスタイルはもちろんですが、Tシャツ&デニムのカジュアルなスタイルの時も合わせています」