MAYUKA OTSUKA'S STYLE
「クールな女性が好きで、今回もかっこいい女性像を意識してスタイリングを組みました」と、大塚さん。マスキュリンなムードが魅力のダブルのテーラードジャケットは、着る人をソフトに包むややオーバーサイズのシルエット。程よい光沢感とハリ感を持つウールモヘヤの素材感がラフに袖をまくった姿も品よく見せる。「ハンサムな着こなしが素敵だなと思うのはジュリア・ロバーツ。彼女の若い頃の着こなしを見てみると、スーツでも自然体で着こなしている。下手に飾らないからこそ滲み出るかっこよさがありますよね」。クールな中にも媚びのない色香が漂う秘訣はコーディネイトのトータルバランス。「ヘアメイクや服のディテールで女性らしさを足すようにしています。今回はヘアを無造作におろして、インナーはシルクサテンのキャミで素肌感を少し強調。仕上げにピアスで顔周りをキラリと華やかさをプラスしました」
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Styling Tip
ビットローファーで
トラッドなムードを楽しむ
足もとはオーソドックスなローファーで、知性漂うマスキュリンムードを追求。「私服のコーディネイトを組む時には、よくピンタレストを参考にしています。女性に限らず、メンズの写真を見てその着こなしを取り入れたりもするんですよ。女性と男性のコーデの良い部分を合わせて、自分だけの着こなしをしたいと思っています」。
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Styling Items
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「コートのムードを生かしたくて、コーディネイトをとことんメンズライクなムードに寄せました。パリッとしたシャツとネクタイを合わせていますが、ボトムはエコレザーのハーフパンツとウエスタンブーツで、男性の着こなしとは違う雰囲気に仕上げています」。チェスターコートは、襟の大きさから肩のラインにいたるまで、スマートなフォルムを追求したアイテム。テーラード仕立てなのでジャケット感覚で着こなせる。「SA VILLE / SA VIEのシルエットの良さと着心地へのこだわりが伝わってくるコート!細身のコートやジャケットって、形が綺麗でも肩周りに違和感を覚えたり、窮屈に感じてしまうものもあるのですが、このコートにはそれがまったくないんです」。コーディネイトの仕上げには、自身のおしゃれの定番アイテムだと語るアイウェアをプラス。「今は細めのフォルムが好きで、服がシンプルな時はカラーで遊んだりします」
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Styling Tip
ゆるく結んだタイで
抜け感をプラス。
「ハンサム好きが高じて、ネクタイも好きなアイテムです。ネクタイのバランスにもこだわりがあって、メンズの着こなしに倣って少し長めに結ぶようにしています。今回はブーツを合わせたので、固い雰囲気になりすぎないようネクタイは少しゆるめに。綺麗にしすぎるのではなく、ニュアンスや抜け感をどう出すかを意識しました」
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Styling Items
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自身の持つ空気感に合わせた、クールでエッジの効いたトレンチコートの着こなしを提案してくれた大塚さん。襟を高くとったトレンチは、大塚さんのようにスタンドカラー風に着こなすとよりシャープな印象に。ウエストを絞れば裾にかけて優雅に広がるドレスライクなデザインだが、大塚さんはあえて結ばずオーバーサイズのシルエットを生かしたスタイリングに。「寝起きに近所のカフェへ行くようなイージームードをイメージしました。ラフにヘアバンドをして、サングラスですっぴんを隠す。すごく急いでたり、気合いを入れておしゃれをするのが面倒という時でも、これさえ着ていたらOKっていう頼れるアイテムですね」。インナーには、エフォートレスなムードが漂うシルクサテンのキャミとパンツをセレクト。「このパンツは、特に横から見た時のシルエットが綺麗。すとんと落ちるワイドシルエットも好みで履き心地も最高です」
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Styling Tip
程よい緊張感をもたらす
シャープなシューズ
リラックスした着こなしををシャープに仕上げるのが、サングラスと足もとのスタイリング。「やや長めの丈感のパンツにラウンドトゥのシューズを合わせるとゆるくなりすぎてしまうので、ポインテッドトゥのパンプスでピリッと引き締めています」。こだわりのアクセサリーがスタイリングに小気味よいエッジをプラスする。
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大塚さんのコーディネイトの仕上げはジュエリーとアイウェア。特に服がシンプルな日は小物で遊び心をプラスすることが多いという。「服で色ものを取り入れるよりも、ネックレスなどで遊び心のある色やデザインを選ぶことが多くて、コーディネイトによって変えています。その分リングの組み合わせメンバーは固定されていて、初めてのダイヤリングや誕生石のペリドットリングなど、思い入れのあるものばかりです」











